「松永圭太×橋本健史 展」14日目終了しました!
本展のメインの作品、「Cave 403」は橋本さんが構成した石膏ボードに
松永さんが土を押し当てて断面を写し取っていますが、その方向にはいくつか種類があります。
ざっくり縦・横・斜めの3パターンがあり、その向きによって
貼られた転写シートの線の表れ方が変わってくるのがとても興味深いです。
縦向きのものは線が比較的きれいに出るのに対して、横向きのものは線が途中で分断され
元の図面がよりわかりづらくなっています。
その上シートには白と黒の2種類あるので、同じ図面からひとつひとつ違った表情が生まれるのが非常におもしろいです。
さて、通常よりも長めの会期を取っている本展ですが、早いもので残すところあと2日となりました。
今回の展示でしかご覧になれない作品がほとんどですので、ご都合つけばぜひおこしいただければと思います!
松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休
ceramic art × architecture
陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。
表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。
それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。
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