2021/06/15

「松永圭太×橋本健史 展」11日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」11日目終了しました!

会期も半ばを過ぎたので、お茶道具の取り合わせを少し変えてみました。
主なお道具は、茶碗と風炉が松永圭太さん、釜が坂井直樹さん、水指が新里明士さん、
茶器が高橋悠眞さん、 茶杓が酒井桂一さんです。

ちょうど金沢の国立工芸館で現在開催中の企画展「近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―」のレビュー
新里さんが書かれていましたが、異なる分野の工芸作品を並べたときに、
「茶の湯」という軸を取り入れることで、観る / 使う側からの視点での解釈が容易になり、
また同時に空間全体への広がりも生まれます。
ふだんどうしても個々の作品のみに目がいきがちではありますが、
日本の文化では常に使う側のクリエイティビティによって発展してきた側面もあるので、
こちらとしてはそういった視点をもっとご紹介していければなと考えております。

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

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