2021/06/11

「松永圭太×橋本健史 展」7日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」7日目終了しました!

今回展示空間の中にお茶の設えをすることが決まったときに、
松永さんの作品を使って何かしら空間を構成する要素を制作できないかという話になりました。
その結果考えたのが、こちらの風炉先です。
松永さんが制作した中空タイルと木を組み合わせてつくることで、
最小限の手数で空間領域を規定するような結界の役割を果たす作品が生まれました。
木は炙って表面を黒く焼くことで、タイルとのコントラストが生まれて土の質感を際立たせています。
また下部は、鉄媒染によって色づけしており、木の表情が強調されています。
なお、木部分の制作は多治見在住の家具職人・本橋和典さんにお願いしました。

本日、建築系ウェブメディア「architecturephoto」で本展をご紹介いただきました!


こちらの記事用に作家の2人に今回のコラボレーションについての文章を書いてもらっているので、ぜひご一読ください!

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休
オンラインストアでの販売:6/13(日)18:00〜

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

No comments:

Post a Comment