弊廊初となる花器のグループ展を開催いたします。
花器はそれ自体がひとつの作品でありながら、花がいけられることで互いに響き合い、
新たなアトモスフィアを生みだします。
それはまさに空間芸術であり、特に日本建築においては床の間という特殊な場が発展を促しました。
「花鏡」という言葉は、能を大成した世阿弥の著書に由来するものです。
世阿弥は芸をしばしば花に例えており、しかるべき時宜を得たときに強さや幽玄性が生まれると述べています。
花と器は、時と場合によってさまざまなバランスがありえますが、動と静のせめぎ合いの中で、
その時そこでしか成立しない空気感がかたちづくられるさまは、舞台芸術にも例えられます。
今回は花をいけるという行為の空間性をよりダイレクトに味わっていただくため、
前田翔哉さんによる花のライブを企画しました。
花がいけられるまさにその瞬間をご覧いただくことで、人 / 花 / 器の三者が関係を築いていく
プロセスそのものを感じていただけるかと思います。
他者を受け入れる余地を持った作品の佇まいを、それぞれの想像力を働かせながらご高覧いただければ幸いです。
“花鏡”展 “Kakyo” Vase Exhibition
2026.6.20(土) - 6.28(日)
13:00-18:00 (27日はイベント準備のため17:00まで)
会期中無休
出展作家:
伊藤秀人、大江憲一、木村達哉、中井波花、新里明士、松永圭太、横山拓也
[前田翔哉による花のライブ]
6.27(土) 18:00-19:30
参加費:2,000円(お菓子+薄茶一服付)
お菓子:茶菓小
定員:25名
お申込は info@spaceohara.com またはInstagramDMにてご連絡ください。
写真作品:松永圭太 花いけ:二宮美央