2021/06/30

花器 / 市川岳人


flower vase / Takehito Ichikawa

市川岳人 展 "Undifferentiated" 
2021.7.3(土) - 7.11(日) 
13:00-18:00 
会期中無休 
作家在廊日:3(土)

弊廊初となる市川岳人さんの個展を開催いたします。
市川さんは花器を中心に制作されていますが、樹種などによって大きく異なる木目それぞれの特徴に合わせ、
ひとつひとつ削り出してかたちをつくっています。
その個性的な佇まいは、単体でも大きな存在感を発揮する一方、
いくつもまとめて並べることによってより差異が際立ちます。
本展では、制作過程で割れてしまったものや、作品になる前のかけらなども含めて展示することで、
市川さんの持つ世界観をあぶり出したいと考えています。
木質空間と作品とが響き合った協奏を感じていただければ幸いです。

2021/06/21

「中井波花 展」開催のおしらせ


弊廊初となる中井波花さんの個展を開催いたします。
中井さんはごく当たり前に使われる土と釉薬を使って手捻りで成形し、
焼成によって微細な質感を顕在化させる制作をおこなっています。
空間にドローイングを描くかのごとく、重力に抗いながら危うく成立している儚くも力強い作品は、
やきものの持つ原初的な魅力に立脚しながらも、同時に現代性を併せ持ち、
同年代に幅広く訴えかけるパワーを持っています。
本展は、彼女が陶芸を学んだ地での展示らしく、大型のオブジェから茶碗や食器まで、
これまでの集大成的な内容になる予定です。
今後の飛躍が期待される作家の現在地をご高覧いただければ幸いです。

中井波花 展 -Namika Nakai Exhibition-
2021.7.17(土) - 7.25(日) 
13:00-18:00 
会期中無休 
作家在廊日:17(土), 18(日)

2021/06/20

「松永圭太×橋本健史 展」終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」おかげさまで無事に終了しました!

長い期間温めてきた企画でいつもとは一味違った内容でしたが、
本当に多くの方々にご覧いただくことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
産地のギャラリーとして、他にはないここでしかできないことを模索していく中で生まれた展示でしたが、
海外からのお問い合わせも多くいただくなどとてもいい感触を得ることができました。
オンラインで世界中と繋がるということは、逆説的にどこからでも同じイメージにアクセス可能になるわけで、
その中でも違ったものを発信する努力の必要性を今回実感いたしました。

また、建築関係の方々に多くご覧いただけたことも大きな収穫で、
私自身も松永さんも建築経験者なのでよい繋がりをいただくことができました。
(余談ですが地方で独立する若い建築家が増えてきたことを感じ、
岐阜や愛知でのこれからの盛り上がりに非常に期待しています。)
今後に向けての可能性も見えてきたので、いつかいい報告ができればと思います。

オンラインストアの方では引き続き作品をご覧いただけますので、
今回おこしになれなかった方はそちらでお楽しみください!

2021/06/19

「松永圭太×橋本健史 展」残り1日です!


「松永圭太×橋本健史 展」15日目終了しました!

今回は松永さんにとっても初の試みとして、「頭陀寺の壁」の写真を転写したランプシェードが出展されています。
透光性のある磁器を使って作られていて、陰影のある写真を通して光が漏れるのはとても不思議な感じがします。
土の色と電球の色の組み合わせで大きく雰囲気が変わるのもおもしろいです。

さて、とうとう明日が最終日です。
おかげさまで多くの方々にご覧いただき、またよい反応をたくさんいただいていますが、
今回しか観られない作品群をぜひお見逃しのないようよろしくお願いいたします!

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/18

「松永圭太×橋本健史 展」残り2日です!


「松永圭太×橋本健史 展」14日目終了しました!

本展のメインの作品、「Cave 403」は橋本さんが構成した石膏ボードに
松永さんが土を押し当てて断面を写し取っていますが、その方向にはいくつか種類があります。
ざっくり縦・横・斜めの3パターンがあり、その向きによって
貼られた転写シートの線の表れ方が変わってくるのがとても興味深いです。
縦向きのものは線が比較的きれいに出るのに対して、横向きのものは線が途中で分断され
元の図面がよりわかりづらくなっています。
その上シートには白と黒の2種類あるので、同じ図面からひとつひとつ違った表情が生まれるのが非常におもしろいです。

さて、通常よりも長めの会期を取っている本展ですが、早いもので残すところあと2日となりました。
今回の展示でしかご覧になれない作品がほとんどですので、ご都合つけばぜひおこしいただければと思います!

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/17

「松永圭太×橋本健史 展」13日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」13日目終了しました!

本展に出されている2種類の茶碗、「Cave 403」と「頭陀寺の碗」は見た目は大きく異なりますが、
実は同じ403architecture[dajiba]設計の「頭陀寺の壁」の図面が焼き付けられています。
本来、転写シートという技術はロゴやキャラクターなどの図柄を大量に同じように再現するためのものなのですが、
今回の松永さんの使い方は、素地の土の色や質感によって焼き付けられ方が変化し、
そのことがそれぞれの違いを強調するという逆転の発想によるものです。

右の作品は比較的綺麗に定着しているので微細なヒビや割れが目立つようになる一方、
左は元の図面が大きく歪められてもはや別のパターンのように見えています。
今ある技術を独自の視点で読み替えて転用するのは、極めて現代的な姿勢ではないかと思います。

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/16

「松永圭太×橋本健史 展」12日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」12日目終了しました!

写真の作品「Pixel Border」は、松永さんの作品を使って空間を構成する要素として展示会場内に設置することを意図して、
家具職人の本橋和典さんに協力してもらい木と組み合わせて制作しました。
全体はL字型をしていて、両端に松永さんのタイル作品「Pixel」がはめ込まれています。
木部は下が鉄媒染、上の黒い部分は表面をバーナーで炙って焼いています。
樹種はクルミとナラの2種類があり、そのテクスチャーの違いによってタイルも
長石の混ざった表情の強いものと比較的おとなしいものを使い分けています。

シンプルな形状なので、風炉先としてだけでなく単体で設置しても存在感があっておもしろいです。
こうやって木と組み合わせた作品も松永さんにとってははじめての試みで、今後いろんな可能性を感じさせます。

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/15

「松永圭太×橋本健史 展」11日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」11日目終了しました!

会期も半ばを過ぎたので、お茶道具の取り合わせを少し変えてみました。
主なお道具は、茶碗と風炉が松永圭太さん、釜が坂井直樹さん、水指が新里明士さん、
茶器が高橋悠眞さん、 茶杓が酒井桂一さんです。

ちょうど金沢の国立工芸館で現在開催中の企画展「近代工芸と茶の湯のうつわ―四季のしつらい―」のレビュー
新里さんが書かれていましたが、異なる分野の工芸作品を並べたときに、
「茶の湯」という軸を取り入れることで、観る / 使う側からの視点での解釈が容易になり、
また同時に空間全体への広がりも生まれます。
ふだんどうしても個々の作品のみに目がいきがちではありますが、
日本の文化では常に使う側のクリエイティビティによって発展してきた側面もあるので、
こちらとしてはそういった視点をもっとご紹介していければなと考えております。

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/14

「松永圭太×橋本健史 展」10日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」10日目終了しました!

湯呑は図面の焼き付け方に多くのバリエーションが存在していて、よりグラフィカルに取り扱われ、
制作方法のバリエーションとも相まってさまざまなパターンを生んでいます。
シートを貼るときのずれがコンピューターでのバグのような不思議な模様をつくり出し、
大量生産用の技術がそれぞれの個性を生んでいるのもおもしろいです。

数は少なくなってしまいましたが、まだお選びいただけるものも何点かございますので、
ご興味のある方はご覧いただければ幸いです。


松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/13

「松永圭太×橋本健史 展」9日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」9日目終了しました!

床の間には掛物として、「頭陀寺の壁」の写真を転写した2枚組の作品を展示しています。
「頭陀寺の壁」の1枚の写真を2分割して転写しているのですが、
まったく同じ素材・環境で焼かれたものが意図せずして片方だけ大きく割れてしまいました。
ただそのことによって逆に、やきものの持つコントロール不可能性と、
「頭陀寺の壁」における廃材転用の偶然性とが響き合っているようにも思えます。

さて、本日よりオンラインストアでの販売もスタートしました。
ありがたいことに早々にお選びいただいた作品もあり、大変うれしく思います。
今回の出展作は基本的に本展のために制作された特別なものになりますので、
ぜひこの機会にご覧いただければ幸いです。


松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/12

「松永圭太×橋本健史 展」8日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」8日目終了しました!

縁側には松永さんのタイル作品「pixel」が並べて吊られています。
遠目ではわかりませんが、近寄って見てみるとタイルの間に人や家具の模型が配置されているのがわかります。
これは橋本さんが松永さんの作品を使って想像上の空間をつくり出すというアイデアから来ているもので、
1/160のスケールで橋本さんが空間を考えて作品を建築模型化しています。

こういったスケールのずれについては、展示について話し合う中で繰り返し登場したトピックで、
人や家具などが配置されることで急に作品が違ったスケールとして認識されることになり、
タイルの厚みや質感、あるいはボルトの太さなどがまったく違ったものに知覚されます。
特に日本では、建築模型はスチレンボードなどのほとんど質感を持たない白い素材が使用されることがほとんどですが、
素材の質感が空間に強く作用することもあらためて知らされることになります。
特にスマートフォンで写真を撮ってみるとリアリティをより感じることができるので、
ぜひ一度試してみていただきたいです!

さて、明日6/13(日)18:00〜からオンラインストアでの販売を開始いたします。
今日中にプレビューできるように準備するつもりですので、
どうぞ楽しみにお待ちください!


松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休
オンラインストアでの販売:6/13(日)18:00〜

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/11

市川岳人 展「Undifferentiated」開催のおしらせ


弊廊初となる市川岳人さんの個展を開催いたします。
市川さんは花器を中心に制作されていますが、樹種などによって大きく異なる木目それぞれの特徴に合わせ、
ひとつひとつ削り出してかたちをつくっています。
その個性的な佇まいは、単体でも大きな存在感を発揮する一方、
いくつもまとめて並べることによってより差異が際立ちます。
本展では、制作過程で割れてしまったものや、作品になる前のかけらなども含めて展示することで、
市川さんの持つ世界観をあぶり出したいと考えています。
木質空間と作品とが響き合った協奏を感じていただければ幸いです。

市川岳人 展 "Undifferentiated" 
2021.7.3(土) - 7.11(日) 
13:00-18:00 
会期中無休 
作家在廊日:3(土)

「松永圭太×橋本健史 展」7日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」7日目終了しました!

今回展示空間の中にお茶の設えをすることが決まったときに、
松永さんの作品を使って何かしら空間を構成する要素を制作できないかという話になりました。
その結果考えたのが、こちらの風炉先です。
松永さんが制作した中空タイルと木を組み合わせてつくることで、
最小限の手数で空間領域を規定するような結界の役割を果たす作品が生まれました。
木は炙って表面を黒く焼くことで、タイルとのコントラストが生まれて土の質感を際立たせています。
また下部は、鉄媒染によって色づけしており、木の表情が強調されています。
なお、木部分の制作は多治見在住の家具職人・本橋和典さんにお願いしました。

本日、建築系ウェブメディア「architecturephoto」で本展をご紹介いただきました!


こちらの記事用に作家の2人に今回のコラボレーションについての文章を書いてもらっているので、ぜひご一読ください!

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休
オンラインストアでの販売:6/13(日)18:00〜

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/10

「松永圭太×橋本健史 展」6日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」6日目終了しました!

白い空間の方にはプロダクト的な意味合いの強い作品が並んでいます。
ふだん松永さんが制作している碗や湯呑に403architecture[dajiba]の「頭陀寺の壁」の図面を
転写シート化したものを焼きつけています。
それによって「頭陀寺の壁」における開口部には釉薬が乗らずに素地が見えるようになり、
建築と器とが呼応するようになっています。
また、転写シートは本来工業製品に使用される大量生産向けの技術ですが、
それをあえて使用することで建築図面というフラットなものに対して土の質感がノイズになり、
ところどころ破れたりちぎれたりしているのもおもしろいです。

さて、オンラインストアでの販売についてですが、6/13(日)18時からスタートしたいと思います。
本展のために制作された作品が、より多くの方々にご覧いただけると嬉しいです!

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休
オンラインストアでの販売:6/13(日)18時〜

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/08

「松永圭太×橋本健史 展」4日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」4日目終了しました!
連日暑さが続きますが、多くの方々におこしいただきありがたい限りです。

今日ご紹介する作品は、黒土を使った茶碗になります。
こちらは昨日説明したように、橋本さんが解体現場で出た石膏ボードを再構成したものをベースに、
松永さんが土を押し当てその痕跡を残してかたちにしたものです。
さらには橋本さんが所属する403architecture[dajiba]の建築作品「頭陀寺の壁」の図面を転写しているのですが、
ボディの荒々しさゆえにシートが破れたり剥がれたりすることで、独特の質感を生んでいます。

この制作態度は、「頭陀寺の壁」に代表されるような廃材や一見すると価値のないものを読みかえ、
再利用するという403architecture[dajiba]の設計思想を踏まえています。
いくつかのレイヤーが重ねられているので一見するとその背景が読み解きづらいかもしれませんが、
そのことがむしろこの作品に複雑な魅力を与えているように思います。

今回出展されるコラボレーション作品は、この展覧会のために制作されたものであり、
現段階では他で展示される予定はございません。
ありがたいことにいろいろなお問い合わせをいただいておりますが、
今のご時世では移動することが憚られる部分もあり、遠方からはおこしになりづらい状況かと思いますので、
オンラインストアでも出展作品をご紹介する予定でございます。
今週末をめどに公開できるよう準備を進めておりますが、もしご興味のある作品などありましたら、
どうぞお気軽にお問い合わせください。

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/07

「松永圭太×橋本健史 展」3日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」3日目終了しました!
今日は早くも30度を超える暑さで、早くも多治見が本気を出し始めています…

今回床の間には、石膏ボードを積層させたものが設置されています。
これは建築の解体現場で不要になったものをを橋本さんが再構成しており、
さらにこれに松永さんが土を押し当てることで黒い茶碗のかたちを作っています。
本来不要になった廃棄に手間のかかるものを再利用して作品を生み出すことで、
新たな価値をつくることを目論んでいます。

それ自体としてはもっとも価値のないものがもっとも格の高い場所に置かれているというのも、
今回の展示のコンセプトを示しています。

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/06

「松永圭太×橋本健史 展」2日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」2日目終了しました!
今回は「頭陀寺の壁」の図面を転写したオブジェ「蛻」シリーズも展示しています。
これまで多く発表されていた球体ではなく四角をベースとした形態となっており、
図面が貼られることでより建築的な要素を増しています。
あえて本来の図面の方向を無視して貼られているので、本来の意味が換骨奪胎され、
別のパターンとして認識されるのもおもしろいです。

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

2021/06/05

「松永圭太×橋本健史 展」はじまりました!


「松永圭太×橋本健史 展」本日よりスタートしました!
初日より多くの方々におこしいただきありがたかったです。

展示空間の中央では、今回出展の茶碗に合わせたお茶の設えをしています。
茶碗単体だけではなく、他のお道具との組み合わせることでお互いの良さを引き立て合い、
空間全体の空気感をつくり出しています。
同時代を生きる作家のお茶道具は、やはり現代の時代性をうまく捉えていて、感覚的にも刺激される部分が多くあります。

本展のために作られた特別な茶碗を、実際にご覧いただければ幸いです!

松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。