「松永圭太×橋本健史 展」12日目終了しました!
写真の作品「Pixel Border」は、松永さんの作品を使って空間を構成する要素として展示会場内に設置することを意図して、
家具職人の本橋和典さんに協力してもらい木と組み合わせて制作しました。
全体はL字型をしていて、両端に松永さんのタイル作品「Pixel」がはめ込まれています。
木部は下が鉄媒染、上の黒い部分は表面をバーナーで炙って焼いています。
樹種はクルミとナラの2種類があり、そのテクスチャーの違いによってタイルも
長石の混ざった表情の強いものと比較的おとなしいものを使い分けています。
シンプルな形状なので、風炉先としてだけでなく単体で設置しても存在感があっておもしろいです。
こうやって木と組み合わせた作品も松永さんにとってははじめての試みで、今後いろんな可能性を感じさせます。
松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休
ceramic art × architecture
陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。
表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。
それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。
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