2021/06/13

「松永圭太×橋本健史 展」9日目終了しました!


「松永圭太×橋本健史 展」9日目終了しました!

床の間には掛物として、「頭陀寺の壁」の写真を転写した2枚組の作品を展示しています。
「頭陀寺の壁」の1枚の写真を2分割して転写しているのですが、
まったく同じ素材・環境で焼かれたものが意図せずして片方だけ大きく割れてしまいました。
ただそのことによって逆に、やきものの持つコントロール不可能性と、
「頭陀寺の壁」における廃材転用の偶然性とが響き合っているようにも思えます。

さて、本日よりオンラインストアでの販売もスタートしました。
ありがたいことに早々にお選びいただいた作品もあり、大変うれしく思います。
今回の出展作は基本的に本展のために制作された特別なものになりますので、
ぜひこの機会にご覧いただければ幸いです。


松永圭太×橋本健史 展
2021.6.5(土) - 6.20(日)
13:00-18:00
会期中無休

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture[dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。
その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。
一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、
スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。
今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、
あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。
その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、
両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

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