増田敏也「質感ノイズ」4日目終了しました!
写真の作品は、誰もが見慣れたレトロな魔法瓶がファミコンでの「バグった」状態になったと想像して、
長く伸びた状態をかたちにしたものです。
本来2次元上で起こる現象をあえて立体化することによって、本来とは違った意味を帯びています。
見慣れたものをモチーフとしてそれを操作し違和感を生じさせるのが、増田さんの真骨頂です。
こちらの作品を含む出展リストをご覧になりたい方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
増田敏也「質感ノイズ」 -Toshiya Masuda Exhibition-
2021.10.16(土) - 10.24(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:24(日)
画像や映像、音楽などに発生するノイズには、「ノイズとは気になりだすとそこにピントが合い、
今までメインだったものにピントが合わなくなる感覚」があるように思います。
低解像度なデジタル画像をイメージして制作している私の作品にとって、
土味や釉薬による表現、作者の手跡などは私の作品表現におけるノイズになると考えてきました。
土を素材に表現するようになって18年になり、発表し始めた頃よりも自分の作品が焼き物であることを認知されることが
増えたことで焼き物であることの意味を今一度考えるようになり、今回自分の作品に自分にとってのノイズを入れ込むことで
作品内で直接的な対比が生まれ、今まで以上に陶芸である意味性と視覚表現の効果を強めることが
出来るのではないか?という試みです。
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