「大江憲一 展」4日目終了しました！
今日はなぜかご近所から歩いておこしくださるお客さんが多くいらして、とても嬉しかったです。
多治見はやきものの産地として知られていますが、そうであるがゆえに販売するには適さない場所だとされてきました。
ただ産地に住む人間として、地元の人たちが当たり前によい器を使うようになることが、
産地の文化的価値を高めることにつながると考えて作品を紹介してきたので、
少しずつでもこういった傾向が増えていけばいいなと切に願っています。
床の間には一際小さな作品が並んでいます。
こちらは水滴なのですが、小さいながらもきっちりと作り込まれていて、さすが大江さんという完成度です。
例えばお皿などは技術的に未熟であっても土や釉薬の雰囲気で何となくごまかせてしまう部分があるのですが、
注器はパーツも多く機能的に求められる部分が大きいのでごまかしが利きません。
こういった細やかな仕事が、大江さんの本領を発揮する部分ではないかと思います。
大江憲一 展
2020.10.31(土)-11.8(日)
13:00-18:00
会期中無休
※オンラインストアでの販売は、11.8(日)19:00よりスタートします
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