春会期の最後は、大森健司さんと白石陽一さんの二人展を開催いたします。
大森さんは元々オブジェを中心に制作されていましたが、
数年前からうつわを作り始め、最近ではそちらがメインになっています。
土の質感を生かした奇をてらわない作品は、静かな佇まいをしており、
さまざまな空間や用途に馴染み、受け入れることのできるおおらかさががあります。
また、白石さんは一貫して磁器による制作を続けてきました。
白石さんの作品は一見シンプルな中に土の流れの痕跡や微細な肌理を読み取ることができ、
実はとても複雑な表情を持っています。
さらにそれに加えて最近では、原土を用いたオブジェも作り始められました。
アウトプットとしては磁器の作品と真逆のようにも見えますが、その背後にある考え方は一貫しているように感じます。
ある意味で逆のベクトルを進んでいるようにも思えるお二人ですが、
同じ展示空間でお互いの作品がどのように響き合い、どんな空気感が生まれるのか、どうぞご期待ください。
大森健司・白石陽一 展
2018.7.7(土) - 7.16(月・祝)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日|大森:7日(土), 8日(日), 16日(月・祝)
白石:7日(土), 8日(日)
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