「五味謙二 展」4日目終了しました!
床の間には「土具」と名付けられたシリーズが並んでいます。
こちらは「shi-tou」や「彩土器」と比べると具象的な表現で、何か動物のようなフォルムをしています。
上には小壺が乗せられていて、その口は釉薬を固めて作った蓋で閉じられています。
その姿は、アフリカの人たちが頭に壺を乗せて水を運ぶ光景を想起させます。
村田珠光が残した言葉に「和漢のさかいをまぎらかす」というものがありますが、
この作品はそのような境界が生まれるよりももっと前の、プリミティブな空気感を漂わせています。
五味さんの作品全体を通して言えることですが、太古の昔からタイムスリップをして出てきたような、
しかし同時に現代性も併せ持つ独特の世界観に貫かれているように思われます。
五味謙二 展
2020.9.19(土)-9.27(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:27(日)
>「五味謙二 展」作品購入ページ
2020.9.19(土)-9.27(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:27(日)
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