2015/03/26

「伊村俊見 展」開催のおしらせ


今年最初の展示は、伊村俊見さんの個展です。
弊廊では2年半ぶり3回目の展示となります。

伊村さんは若い頃から国際陶磁器フェスティバル美濃グランプリをはじめ数多くの賞を受賞されており、
現在は多治見工業高校専攻科で教鞭をとりながら制作を続けれられています。
評価を受けたものにこだわることなく新たなものを求めて変化を続ける姿勢は、
多くの教え子にも刺激を与えているのではないでしょうか。

作品としては一貫して黒陶に取り組まれており、
その質感を生かしつつトポロジカルな形態をつくり出すことで、
土を使って土について考え、その痕跡がオブジェクトとして結実しているように見えます。
さらに近年では、その形態は以前よりも大らかさが増していて、
作品単体としての存在感だけでなく、周りの環境との関係性も重要になってきているように感じます。

今回の展示は、弊廊の展示空間ならではの時間帯による自然光の変化が
作品の見え方に大きく影響する、とても味わい深い展示になるのではと思います。
作品と空間とが響き合いながらつくりだす独特の空気感をどうぞご期待ください。

伊村俊見 展
2015.3.28(土)-4.5(日)
13:00-18:00
会期中休廊日はありません
作家在廊日:28日(土), 29日(日), 4日(土), 5日(日)
オープニングパーティー:28日(土) 18:00〜

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