2016/10/28

「松永泰樹・鴨頭みどり 展」残り2日です!



「松永泰樹・鴨頭みどり 展」7日目終了しました!
今日はまた寒さが戻ってきてなかなか辛かったですが、
わざわざ遠方から来てくださるお客さんもいらして、とてもありがたかったです。

今回松永さんは、瀬戸で採れた原土を用いた作品を出展されています。
これまで松永さんは磁器土を用いた作品が多く、その結果としてコントロールされた端正なかたちの印象がありますが、
原土は焼き上がってみるまで仕上がりが読めないので自分の意図とは違った姿になることも多々あります。
しかし最近ではそこに面白さを見出してもいらっしゃるようで、新たな発見も多くあるそうです。
写真の作品「黒陶pot」は、素材の特徴である荒々しさと隅々まできっちりつくり込まれた繊細さが同居しており、
松永さんのこれからを感じさせるものであるように思います。

一方鴨頭さんは、来年の干支ということで鶏をモチーフにした作品を多くつくられています。
鶏のトサカ・顔・羽・尻尾といったそれぞれのパーツを細かなディテールまで読み取り、
解釈して表現することで鴨頭さんらしい作品に昇華させています。
作品ひとつひとつの持つ表情が異なっていてどれも特徴的で、その表現力の豊かさには思わず舌を巻いてしまいます。

さて、早いもので会期も残すところあと2日となりました。
本展示が弊廊の今年最後の展覧会になりますので、お見逃しのないようよろしくお願い致します!

No comments:

Post a Comment