2019/06/30

「白井渚・堀貴春 展」終了しました!


「白井渚・堀貴春 展」おかげさまで無事に終了しました!
最終日は天気が荒れたにも関わらず、多くの方々におこしいただき感謝です。
若いふたりの作家のこれからの活躍に、今後ともご注目いただければと思います。

さて、弊廊では続いて7/6(土)から西垣聡展を開催いたします。
暑くなってきた今の時期にぴったりのガラスの展示ですので、
ご高覧いただければ幸いです。

2019/06/29

「白井渚・堀貴春 展」残り1日です!







「白井渚・堀貴春 展」8日目終了しました!

白井さんのb/wシリーズは、白と黒を交互に重ね合わせることによってパターンを作り出しています。
それぞれ模様やプロポーションが違うものをまとめて並べてみると、違いが際立っておもしろいです。
堀さんのポットは、カブトムシを元にしてデザインされています。
造形としてのおもしろさだけでなく、器としての完成度もとても高いです。

とうとう明日は最終日です。
予報によるとあいにくの天候となってしまいそうですが、お二人も在廊してくださいますので、
お立ち寄りいただければ幸いです!

白井渚・堀貴春 展
2019.6.22(土) - 6.30(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:30日(日)

2019/06/28

「白井渚・堀貴春 展」残り2日です!









「白井渚・堀貴春 展」7日目終了しました!

堀さんの「White Spider」は、クモをモチーフにして独自の造形物に昇華しています。
ひとつひとつお腹のかたちが違い、それぞれ特徴的なのがおもしろいです。
いろいろな場所に散りばめられているので、ぜひすべて確認していただきたいです。

白井さんの「b/w Plate」は、非対称の断面をしていて、
マグと同様ミルフィーユ状の脚に支えられているのが特徴的です。
モノクロの模様の上に和菓子などをのせるととてもいい感じに映えそうです。

さて、早いもので会期も残すところあと2日となりました。
この地域でおふたりの作品をまとめて観られる機会はなかなかないので、
お見逃しのないようによろしくお願いします!

白井渚・堀貴春 展
2019.6.22(土) - 6.30(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:30日(日)

本日のお菓子|190628


今日は、鈴懸の「鈴乃水無月」を田中陽子さんの硝子皿でいただきました。

2019/06/27

「白井渚・堀貴春 展」6日目終了しました!






「白井渚・堀貴春 展」6日目終了しました!
白井さんの今回はじめて発表するシリーズは、通常の生地に
内側から外側の途中まで釉薬が厚くかけられられています。
釉薬は白濁色で細かく貫入が入っていて、これまでとはまた違った雰囲気をまとっています。
この作品は、そこまで円錐状に尖っているのですが、
プラチナで塗られた土の塊の台が付いていて、そこに置けるようになっています。

堀さんのこちらの茶碗は、一見するとシンプルな白いものですが、
裏側にひっくり返すと高台が虫になっています。
これは通常お茶会などでお茶をいただくときに高台を拝見することから着想を得て、
虫が茶碗に擬態していると仮定して制作したものです。
人を驚かせるにはかなり効果的かもしれません 笑

白井渚・堀貴春 展

2019.6.22(土) - 6.30(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:30日(日)

2019/06/26

「白井渚・堀貴春 展」5日目終了しました!









「白井渚・堀貴春 展」5日目終了しました!

堀さんの「白蟲ぐい呑み」は、アボカドやNZオレンジなどのくだものに脚が生えているシリーズです。
まとめて展示していると、群になって動き出しているようでなんともかわいらしいです。
また、脚のつき方によってひとつひとつ見え方も変わってくるのも不思議です。

白井さんの「霧流し 盃」は、ひょろりと立ち上がるフォルムと口元の歪み、
それと墨流しの模様がマッチしてとても柔らかい印象を与えます。
口作りもとても薄いので、お酒がすっと入ってきそうです。

さて、早いもので会期も半ばを過ぎました。
今後の活躍が期待される若手作家ふたりの作品をご覧いただければと思います!

白井渚・堀貴春 展
2019.6.22(土) - 6.30(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:30日(日)

金沢TO U「杉原倫子・高橋悠眞 展」開催のおしらせ


ディレクションを担当している金沢TO Uの第4弾展覧会のおしらせです。
今回は、ガラスの杉原倫子さんと漆の高橋悠眞さんの二人展です。

杉原さんはムリーニと呼ばれる、金太飴のように棒状のガラスをカットして並べて、
模様を作り出す技法を用いて制作されています。
彼女の作品の中にはかわいらしいモチーフによるストーリーが散りばめられていて、
見ているとついつい和まされてしまいます。
一方高橋さんは、変塗りという色漆を何層にも重ねて研ぎ出すことで、
表面に模様があらわれてくる技法を使って作品をつくっています。
あえて現代に新しく登場したアイテムに取り組むことで、漆という素材にまとわりつく古典的なイメージを覆しています。

伝統的な技法を現代にアップデートして制作された二人の作品を、ご高覧いただければ幸いです。

杉原倫子・高橋悠眞 展
2019.7.12(金) – 7.28(日)
11:00-18:00 月曜休
TO U 石川県金沢市広坂1丁目1−55 田村ビル1階

本日のお菓子|190626


今日は、たねやのわらび餅を西垣聡さんの多面カット小皿でいただきました。

2019/06/25

「白井渚・堀貴春 展」4日目終了しました!










「白井渚・堀貴春 展」4日目終了しました!

白井さんのb/wシリーズは、白と黒の層を交互に重ね合わせることで作られています。
また、ところどころ下の層が飛び出すことで独特のパターンが形成されています。
マグカップは取っ手も同じ手法で作られていて、いいアクセントになっています。

堀さんの白透眼は、最初はトンボの眼をモチーフにするところから始まったのですが、
そこから離れて独特な技法で制作されています。
これは蛍手のように穴を開けるのではなく、鋳込んだあとにろくろでギリギリまで削ることで
光を通すぐらい薄い部分ができています。
穴が開いていない分、光によって見える内側の景色がより複雑に見えるのもおもしろいです。

白井渚・堀貴春 展
2019.6.22(土) - 6.30(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:30日(日)

日々の茶|190625


本日の一服は、伊藤慶二さんの赤絵銀彩鉢でいただきました。

2019/06/24

「白井渚・堀貴春 展」3日目終了しました!








「白井渚・堀貴春 展」3日目終了しました!

堀さんのゴブレットは、堀さんが特に好きな昆虫であるゾウムシの脚をモチーフにして作られています。
ただ客観的に見ると、ゾウムシをベースとしながらも堀さんならではの造形力で、
独特のの美しさを持った作品になっているのではないかと思います。
ワインはグラスで飲まれる方が多いですが、技術的にも難しいこのゴブレットで飲んでみるのも、
ワインの見え方も違っておもしろいかと思います。

白井さんの片口は、型から取り出してから決められるゆらぎのあるかたちと
墨流しの模様が呼応していて、とてもバランスのいい作品です。
片手で持っても手に馴染みますし、実際に使ってみるとより愛着が湧くのではないでしょうか。

白井渚・堀貴春 展
2019.6.22(土) - 6.30(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:30日(日)

金継ぎ|加藤委さんの黄瀬戸茶盌





加藤委さんの黄瀬戸茶盌を金継ぎしました。
(まだ掃除前なのですが、記念に撮影してみました!)
もともと窯の中で、青白磁釉がアクシデントによって線状にかかっていたのですが、
窯キズを金継ぎすることでもう1本の線が描かれて、2本の線が相対することになり、新たな景色が生まれました。
平茶碗を金継ぎするのは今回がはじめてだったのですが、
これまでのものと比べると比較的作業がしやすく、完成まで早かったです。
次は銘を考えてみたいと思います!