2019/05/28

日々の茶|190528


本日の一服は、堀一郎さんの瀬戸黒茶盌でいただきました。

2019/05/27

「白井渚・堀貴春 展」開催のおしらせ


弊廊初となる、白井渚さんと堀貴春さんの二人展を開催いたします。
二人は共に鋳込みと呼ばれる石膏型を使った方法で制作をしていますが、その用い方は対照的です。

白井さんは型に色の異なる泥状の土を流しこみ、
それらが混ざり合っていく現象をかたちに留めることで作品をつくり出しています。
ゆらぎのある形状の表面の上に偶発的に表れる書のようなパターンによって、
独特なモノクロームの世界観を生み出しています。
一方堀さんは、精度の高いフォルムを実現させるために型を用いており、
彼自身が一貫してモチーフとして採用している昆虫の形態を抽象化して作品にしています。
そこには対象へのリスペクトがありつつ、その美しさを自分なりの方法で乗り越えようとする強い意思を感じます。
今回はオブジェから器まで、幅広いラインナップの作品が並ぶ予定です。

これからの活躍が期待される、二人の若手作家の現在地を体感しに来ていただければ幸いです。

白井渚・堀貴春 展
2019.6.22(土) - 6.30(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:22日(土), 23日(日), 30日(日)

みずのみささんの「モザイク菊花花器」

堀一郎さんの「志野茶盌」


2019/05/26

「堀一郎 展」終了しました!


「堀一郎 展」おかげさまで無事に終了しました!

5月としてはありえないぐらいの暑さの中での開催でしたが、
おかげさまで多くの方々におこしいただくことができ、
また熱心に作品を観ていかれる方も多く、堀さんの根強い人気をあらためて実感させられました。
美濃の代名詞でもある桃山陶に独自の解釈で取り組み続けている堀さんの作品は、
他にはない魅力を持っています。
今後も引き続きご紹介させていただく機会をつくっていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

2019/05/25

「堀一郎 展」残り1日です!






「堀一郎 展」8日目終了しました!
今日はきのうよりもさらに暑さを増して、もうすでに夏の到来を感じさせました。

堀さんの陶筥は、塊を切って中を削り取ることで成形されています。
外側の荒々しいテクスチャーと内側の繊細なつくりが対照的で、
開けたときの驚きもまた楽しいです。
そして逆に閉じたときのきっちりと収まる感覚も気持ちよいです。
また四方皿は、素地と釉薬の表情によって絵画のような模様がつくり出されています。
わずかに反っていることで立体感が生まれ、
下に影が落ちることでその輪郭を強調しています。

さて、とうとう明日で最終日となります。
明日も引き続き堀さんが在廊してくださるので、
ぜひご本人からいろいろと話を聞いて見ていただければと思います。

堀一郎 展
2019.5.18(土) - 5.26(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:26日(日)

2019/05/24

「堀一郎 展」残り2日です!







「堀一郎 展」7日目終了しました!
すでに5月とは思えない暑さですが、今のところまだ展示スペースは過ごしやすいです。

今日おこしくださったお客様がおっしゃっていましたが、
堀さんの作品は一見とても大胆ですが、よくよくじっくり見ていくと、
細部まで作りこまれていてとても繊細です。
水指はそのサイズ感もあってとても存在感の強い作品ですが、
細かいところをみると蓋や口の作りなど、とてもシャープに整えられていて、
堀さんの両面性をよく表しているのではないかと思います。

さて、早いもので会期も残すところあと2日となりました。
力作揃いの展覧会となっておりますので、どうぞお見逃しのないようよろしくお願いいたします!

堀一郎 展
2019.5.18(土) - 5.26(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:25日(土), 26日(日)


日々の茶|190524



本日の一服は、堀一郎さんの唐津風茶盌でいただきました。

2019/05/23

「堀一郎 展」6日目終了しました!






「堀一郎 展」6日目終了しました!

堀さんの花器は、その造形も豊富でひとつひとつに見応えがあります。
オブジェとしての造形の強度と器としてのおおらかさが同居しており、
単体でも花を生けても、どちらでも独特の空気感をもたらします。
なお、書「無何有」も堀さんによるものです。

堀一郎 展
2019.5.18(土) - 5.26(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:25日(土), 26日(日)

日々の茶|190523


本日の一服は、堀一郎さんの信楽茶盌でいただきました。

2019/05/22

「堀一郎 展」5日目終了しました!






「堀一郎 展」5日目終了しました!

堀さんの鼠志野茶盌は、中でも豪快で迫力があります。
鉄分による暗い色によって長石釉の白と梅花皮が強調されていて、 
全体の表情が豊かでかたちも動きのあるものが多いです。
一盌の存在感とインパクトは抜群ではないかと思います。

堀一郎 展
2019.5.18(土) - 5.26(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:25日(土), 26日(日)

日々の茶|190522


本日の一服は、堀一郎さんの黄瀬戸茶盌でいただきました。

2019/05/21

「堀一郎 展」4日目終了しました!






「堀一郎 展」4日目終了しました!

志野は桃山陶の中でも特に重要視されており、堀さんも制作の中心に据えられています。
他と比べても煌びやかな佇まいで、一碗の存在感がとても強いです。
じっくり見ていくと釉調や梅花皮、緋色や土見せなど情報量も多く、
鉄絵が描かれているものはさらに豪快に見えます。
逆に釉薬の部分が多くて白が前面に出ているものはすっきりとしていて、
それぞれの特徴が端的に表れています。
やはり志野は堀さんの作品の真骨頂ではないかと思います。

堀一郎 展
2019.5.18(土) - 5.26(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:25日(土), 26日(日)

日々の茶|190521


本日の一服は、堀一郎さんの瀬戸黒茶盌でいただきました。

2019/05/20

「堀一郎 展」3日目終了しました!





「堀一郎 展」3日目終了しました!

今回出展してもらっている瀬戸黒茶盌は、それぞれ特徴的な形態でバリエーションがあります。
筒茶碗の背の高いものや沓茶碗に近いような平たく広がったものなど、
ひとつひとつプロポーションが個性的です。
しかしそのすべてに共通するのは、実際に持ってみると手に馴染み、
また持った瞬間にふわっと感じるようなちょうどいい重さを備えていることです。
茶碗は無論のことお茶を飲むための器である以上、
いくら見た目がよくても不必要に重たかったりすれば用を足していません。
そのあたりの両方を兼ね備えているところが堀さんの茶碗のすばらしいところだと思います。
写真ではどうしても伝わりきらない部分があるので、ぜひ実際に手にとって感じていただければ嬉しいです。

堀一郎 展
2019.5.18(土) - 5.26(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:25日(土), 26日(日)

2019/05/19

「堀一郎 展」2日目終了しました!





「堀一郎 展」2日目終了しました!
本日も天気がよく、多くの方々がおこしくださいました。

堀さんの黄瀬戸は匣(さや)に入れずに焼成しているので、
灰がかぶって独特の景色がつくり出されています。
一見すると向付の転用から始まったいわゆる黄瀬戸とは違って見えますが、
大師匠である荒川豊蔵氏の黄瀬戸の制作方法を踏襲していて、
桃山時代の初期の黄瀬戸をルーツとしていると考えられます。

また、堀さんの茶碗で注目していただきたいのが高台です。
大胆に削られた高台は力強い造形で、それだけで見応えがあります。
ぜひ一碗ずつ手にとって裏返してご覧いただければと思います。

堀一郎 展

2019.5.18(土) - 5.26(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:25日(土), 26日(日)

岐阜新聞に「堀一郎 展」の記事が掲載されました


本日の岐阜新聞朝刊東濃版に、「堀一郎 展」の記事を掲載していただきました。
掲載されている写真は、ちょうど取材のときにご来廊くださった、
堀さんの師匠である人間国宝の加藤孝造先生とのツーショットです。

どうもありがとうございました!

2019/05/18

「堀一郎 展」はじまりました!



「堀一郎 展」本日よりはじまりました!
初日から多くの方々におこしいただきどうもありがとうございました。

床の間の花器はもちろんのこと、生けた花から掛け軸の書に至るまで、すべて堀さんの手によるものです。
作品だけでなく、いろんなところでその感覚を表現できるのが堀さんのすごいところです。
ぜひ堀さんの世界観を堪能しにおこしいただければと思います。

堀一郎 展
2019.5.18(土) - 5.26(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:19日(日), 25日(土), 26日(日)

2019/05/17

「堀一郎 展」明日スタートです!




「堀一郎 展」無事に設営を終えました!
それぞれが独特の風格を備えた力作が並びました。

明日は堀さんも在廊してくださる予定ですので、ご都合のつく方はぜひおこしください。

堀一郎 展
2019.5.18(土) - 5.26(日)
13:00-18:00
会期中無休
作家在廊日:18日(土), 19日(日), 25日(土), 26日(日)