2013/02/10

Moonrise Kingdom / Wes Anderson



ウェス・アンダーソンの新作「ムーンライズ・キングダム」を観てきました。
この監督の作品はどれも好きでDVDでくり返し観なおしているのですが、
今回の作品もブルース・ウィルスやエドワード・ノートンなどかなり豪華なメンツが名を連ねているものの、
あいかわらずな感じでらしさが前面に出ててすごくよかったです!
ウェス・アンダーソンは人間のダメな部分も含めて描ける監督で、
今回も「人間の業の肯定」ではないけれどそれによって
登場人物ひとりひとりがすごく愛らしいというかついつい思い入れが増してきてしまう、
悲しいところもあるけれど愛のある作品でした。
また個人的にはカメラワークがすごく好きで、
今回もオープニングの空間の捉え方がすごくよかったし、
他にも「ライフ・アクアティック」のときの断面の撮り方であるとかは
彼の空間処理能力の高さがわかる部分だと思います。
得意のスローモーションは今回も勝負どころで使われていたし!
そして彼の作品はいろんな人にもわかりやすいものだというのもたぶん大事なところで、
もちろんいわゆる「ミニシアター系」と呼ばれるような静かな作品も好きなのですが、
そういったものとスペクタクルで大味なものが両極化している今、
彼の作品のようなその間に位置するようなものの存在がすごく大切な気がするのです。
今後もこの調子でどんどん撮っていて欲しいと思います!

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