2015/06/11

松永圭太展「始の住処」開催のおしらせ


『始の住処』
工場から流れ出した釉薬に染まる川で遊び、サンタのプレゼントはガス窯の中、両親の搬入搬出が家族旅行。
幼少期の思い出の中には陶芸が自然と入り込んでいる。
それを受け入れられず、建築を学ぶ。
建築で得られたのは、自分を客観視すること。建築が僕を陶芸の世界へ背中を押した。
そして今、僕は陶芸のことで頭がいっぱいだ。
陶芸を選んだ理由は考える間も無く、成長と共に深く染まっていった様に感じる。
ただ最近、陶芸を表現手段として選択したことを意識し、ようやく腹をくくった。
陶芸、建築、多治見、両親…ばらばらだったものが少しずつ結びついて、繋がっていく。
それが僕の軸であり、住処かもしれない。

松永 圭太


スペース大原は、松永圭太の初個展を開催します。
松永は両親が陶芸作家という家庭環境に生まれ育ち、建築を学んだのち陶芸の世界に足を踏み入れました。
幼い頃から身の回りに当たり前にあったものを違う視点をもって捉え直すことで、土という素材を用いた新たな表現へと向かっています。
また、オブジェやうつわといった区分けにとらわれることなく、同じ姿勢でもって何にでも自由に制作に取り組むさまは、
今後の活動に大きな可能性を感じさせます。
これからの飛躍が期待される新鋭陶作家の第一歩となる展覧会を、どうぞご高覧ください。

スペース大原
伊藤 達信

松永圭太展「始の住処」
2015.6.13(土) – 21(日) 13:00-18:00
会期中休廊日はありません
作家在廊日:13日(土), 14日(日), 20日(土), 21日(日)
オープニング茶会:6.13(土) 18:00〜(茶会終了後、オープニングパーティーを開催します)
会場構成:名城大学建築学科谷田真研究室

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